外来
婦人科一般外来(下腹部痛、月経異常、不正出血、外陰部掻痒感など)
産科一般外来(妊娠初期検査など)
更年期外来(更年期におこるほてり、発汗、動悸など)
不妊外来(挙児希望のある方の検査、タイミング指導、人工授精、体外受精、顕微授精)
避妊外来(アフターピル、低用量ピルなど)
各種健康診断(子宮がん検診、卵巣癌検診、採血検査など)
各種予防接種(肺炎球菌、四種混合、ロタウイルスワクチンなど)
特定健診と予防接種外来を希望の方は直接クリニックまでお問合せください
ピル外来
避妊目的ピル(Oral Contraceptive;OC)処方希望の方へ
(現在当院におかかりの方もお読みください。)
当院では今まで合成エストロゲンとプロゲスチンの2種類の女性ホルモンが含有された混合型経口避妊薬であるトリキュラー28を採用し処方してきました。
2025年国内ではじめて認可された単剤型プロゲスチン製剤である「スリンダ錠28」が発売されました。いわゆるミニピルと言われており、その理由は血栓症の原因となるエストロゲンを含んでいないため、従来のピルに比べて血栓症のリスクが低くなっています。これまで避妊目的ピルを服用することのできなかった喫煙者の方や40歳以上の方、高血圧、肥満、脂質異常症、前兆を伴う片頭痛をお持ちの方、血栓症リスクのある方などにも処方が可能となっています。
ミニピルと言われると安全なのかなと思われるスリンダ錠28ではありますが、当然ながら副作用も報告されています。主な副作用としては、不正性器出血(月経中間期出血、異常子宮出血)(89.9%)、下腹部痛(13.4%)、月経異常(過少月経、過長過多不規則月経、重度月経出血)(14.9%)、頭痛 (16.3%)、腹痛(12.3%)などが報告されており、服用初期は3割くらいの方で不正出血が続く場合があります。これらの副作用は服用開始から数ヶ月で改善したり、頻度が減ることが多いとされています。
今までのピルでも不正性器出血がみられることもありますが、子宮筋腫や子宮腺筋などの器質性疾患の有無によっても内服可能かどうか判断が必要です。そこで今まで以上に安全に避妊目的ピルを内服していただきたいので2025年11月18日よりピル外来での管理を見直しさせていただきます。
当院でのピル処方希望初診時に詳細な問診と身体計測に加え、超音波検査を行うことで器質的異常の有無を評価します。また過去1年以内に子宮頸がん検診の受診のない方は子宮頸がん検診を受けていただきます。(富士市在住の方は富士市子宮がん検診の受診券をお持ちください。)以降1年に1回の超音波検査と採血が必要となります。
医師診察のもと従来型のピルであるトリキュラー28の処方か、ミニピルと言われるスリンダ錠28の処方かを判断します。
なおピル外来は全ての診療が自費となりますので以下の料金表(税込)をご確認ください。
初回ピル診察料 | 1100円 | ピル外来再診料 | 550円 |
超音波検査代 | 2200円 | ピル外来子宮頸部細胞診 | 4400円 |
ピル外来採血 | 5500円 | ||
トリキュラー28:1シート | 2750円 | スリンダ錠28:1シート | 2970円 |
今まで当院でトリキュラー28の処方を受けていた方における負担は1ヶ月分処方の方は今まで通りの金額と変わりはありません。2ヶ月分処方の方は合計6050円となり今までより−550円、3ヶ月処方の方は−1100円と自己負担額が減額となります。ピル内服中は必ず子宮頸がん検診の結果を持参いただくなどで確認させていただき、確認ができない場合は当院で検査を受けていただきます。また副作用確認の採血は1年ごとに受けていただきますが安全にピルを使用していただくために、ご理解の程よろしくお願いします。
ご通院中の方でスリンダ錠28への変更をご希望の方は診察室で医師にお申し出ください。
妊娠を目指し当院を受診予定の皆様へのご案内
2022年4月より不妊治療において高度生殖医療まで保険適応され皆様の経済的な負担が軽減されるようになります。
最初に受診される際はお一人でもお二人でも構いませんが、治療方針をお話しする際はお二人での受診をお願いします。
その際は月から金曜日は午前10時・11時・12時、午後は15時16時17時(水曜日は午後はありません)に枠を設定していますのでご予約をお願いします。土曜日は11時・12時・13時に枠を設定しています。
レディース検診
日常の診療を行っていると、妊娠の診察にいらっしゃった時、初めて子宮筋腫や卵巣腫瘍が見つかる場合があります。
我が国では風疹や麻疹の流行が時々起こり、妊娠時に母児感染(母から児への感染)を引き起こす可能性のある感染症が未だ存在しています。
当院では、レディース検診を行なっています。特に受けていただきたい方は、ご結婚をする予定の方(ブライダル前のチェックとして)、今後のご妊娠を考えられている方(出産経験はあるけど、もう一人考えたいなと思われている方も)、いますぐに結婚や妊娠の予定は考えてはいないけど今後の自分のライフスタイルをどうしようかと考えられた方などが対象です。
検査項目 | 検査内容 |
身体測定 | 身長・体重・BMI・血圧 |
診察 | 婦人科診察・超音波(エコー) |
血液一般検査 | 白血球数・ヘモグロビン(貧血検査)・血液型(ABO Rh 型) |
肝腎機能検査 | AST・ALT BUN・Cr 尿検査 |
甲状腺検査 | TSH・FT4 |
糖尿病検査 | 血糖値・HbA1c |
肝炎検査 | HBs 抗原・HCV 抗体 |
感染症検査 | 梅毒・HIV 抗体 |
子宮がん検査 | 子宮頸部細胞診 ハイリスク HPV 検査 |
卵巣 予備能検査 | AMH(抗ミュラー管ホルモン) |
ブライダル 感染症検査 | クラミジア・淋菌検査 腟培養検査 風疹抗体 |
費用は30,800円です。
子宮がん検査を受けたことのある方やご希望がない方は25,300円で行います。富士市のがん検診クーポンご持参の方は、子宮がん検査はクーポンを利用します。
メンズ検診
厚生労働省の報告によると風疹患者の7割以上が男性で、そのうち8割以上は20代から40代とされています。
つまり男性も妊活中の方は、大事な自分の生まれてくる子のために検査や予防接種を考えなければいけません。
ただ、どこにいけばいいのだろう?や風疹だけ調べればいいの?と悩む方も多いと聞きました。
当院では妊活を始めようとする男性や、今すぐではないけど自分は大丈夫か心配と考えた『あなた』のためにメンズ検診を用意しています。
初回検査項目 | 検査内容 |
身体測定 | 身長・体重・BMI・血圧 |
血液一般検査 | 血液型(ABO Rh型) |
肝炎検査 | HBs抗原・HCV抗体 |
感染症検査 | 梅毒・HIV抗体 |
ブライダル 感染症検査 | 風疹抗体 |
男性機能検査 | 精液検査 |
検査項目 | 初回検査時に検査日の予約をお取りします。 |
男性機能検査 | 精液検査(精液検査を行うための容器代金は初回検査日に いただきます) |
費用は初回検査日が 11000 円で、精液検査日が 5500 円です。
ウイメンズ検診
いくつになっても健康で生き生きとした生活を送りたいと考える女性がほとんどだと思います。当院は女性の輝く社会を応援するための医療を通じて皆様に貢献したいと考えています。
そこでこの度ウイメンズ検診を行うこととしました。
メニューは子宮卵巣のチェック、骨密度検査、乳房エコー、脂質代謝血液検査と生活習慣の指導です。
全て女性医師である長谷川芙美子副院長が行います。
検査項目 | 検査内容 |
子宮卵巣 | 経腟(経腹)エコー |
骨密度 | 骨密度測定エコー |
乳房 | 乳腺エコー |
脂質代謝 | 末血・肝機能・血糖値・総コレステロール・中性脂肪・悪玉コレステロール |
生活習慣 | 血圧・身長・体重・BMI |
費用は全額自費で19800円です。
この検診を受けていただきたい方は、更年期を迎えた方々です。いくつになっても健康な生活を送れるようにアドバイスもさせていただきます。
性感染症(STI)検査
性感染症は性行為によって感染する病気の総称です。
代表的な病気にはクラミジア感染症・淋菌感染症、梅毒、HIV感染症、B型C型肝炎、トリコモナス感染症があります。
近年クラミジアや淋菌以外でマイコプラズマ・ジェニタリウムという細菌が関係する子宮頚管炎や骨盤内感染症が報告されています。ただ今までは非常に診断が難しく、耐性菌が増加してしまっていましたがようやく遺伝子検査により検出ができるようになってきました。
そこで当院では全ての感染症の検査を1度にまとめて行うために性感染症(STI)検査を行うこととします。
費用は全額自費で税込22000円です。
ご希望の方は直接ご来院の上ご相談ください。
当院で行える手術
婦人科小手術(バルトリン腺のう胞切開など)
産科手術(流産手術、中絶手術など)
当院で行える予防接種
ヒブ
肺炎球菌(小児用・高齢者用)
B型肝炎
ロタウイルス
4種混合
2種混合
シナジス
風しん・麻しん(MR)
水痘
おたふくかぜ
日本脳炎
インフルエンザ
子宮頸がんワクチン(4価ワクチン:ガーダシル、9価ワクチン:シルガード9)
予防接種外来を希望の方は直接クリニックまでお問合せください