2022年4月からの不妊治療保険適応に関するご案内
2022年2月18日現在
不妊治療の保険適用に関してのご案内
2022年4月から不妊治療の保険適応が開始されます。当院では人工授精、体外受精(顕微授精)胚移植が保険適応となります。
事実婚の方にも保険適応されますが、その際には治療によって出生した子の認知を行う意向があるか確認をさせていただき、また戸籍謄本等により重婚関係等ではないことも確認させていただきます。
当院ではここを生命倫理に関わる極めて重要な問題と認識しておりますので患者様のプライバシーに関わるところではありますが、ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
人工授精に関しましては年齢制限や回数制限はありませんが、治療が奏功しない場合には6ヶ月を目処に生殖補助医療(体外受精など)をお勧めしていきます。
生殖補助医療(体外受精・顕微受精-胚移植)は治療開始時(初回採卵時もしくは2回目胚移植時)の女性の年齢が43歳未満の方に適応となります。回数の制限もあり、
治療開始時が40歳未満では6回、40歳から43歳未満では3回となります。
ご注意いただきたいのは回数制限が胚移植回数です。採卵回数ではありません。
この回数制限はお子様1人につき適応されます。
なお、男性の年齢制限はありません。
当院では受精卵の培養にタイムラプス機能のついたインキュベーターを使用しています。こちらのタイムラプス使用は先進医療となる可能性があり、その場合には保険診療と同時に行い、その費用のみ自費でお支払いいただくことが可能となります。価格等も含め、今後詳細が発表されましたら改めてお知らせします。
なお保険診療と自費診療を同時に行う(いわゆる混合診療)は認められていませんので、診療内容に1つでも自費診療があると全ての診療が自費診療となることについては変更ありません。
長谷川産婦人科医院
院長 長谷川 瑛